名門銭湯「燕湯」はなぜ休業したのか?登録有形文化財の現在と再開の真相
名門銭湯「燕湯」はなぜ休業したのか?登録有形文化財の現在と再開の真相とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
台東区上野3丁目、JR御徒町駅や東京メトロ上野広小路駅から歩いて数分の好立地に位置する燕湯は、明治末期から大正期にかけて創業したと伝わる老舗銭湯です。関東大震災や東京大空襲の戦火を乗り越え、現在の木造建築は1950年(昭和25年)に宮大工の手によって再建されました。
燕湯の代名詞といえば、なんといっても朝6時からの早朝営業です。かつて夜行列車で上野駅に降り立った東北や信越からの長距離旅行者をはじめ、アメ横や魚市場で夜明け前から働く人々、夜勤明けの労働者たちが一番風呂を求めて列を作りました。都内でも数少なくなった「本格的な朝風呂が愉しめる名所」として、全国の銭湯巡礼者にとっても欠かせないランドマークとなっていたのです。