巨匠ペローの造形美、大阪梅田の富国生命ビルが魅せる都市の未来形
巨匠ペローの造形美、大阪梅田の富国生命ビルが魅せる都市の未来形の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
詳細を見る
このビルの意匠を語る上で欠かせないのが、フランスの世界的建築家ドミニク・ペロー(Dominique Perrault)氏の存在だ。フランス国立図書館をはじめ数々の金字塔を打ち立ててきた彼が着想を得たのは、一本の大樹である。
低層部から中層部、そして高層部へと向かって揺らぐように広がるガラスの乱反射。凹凸のある異彩なファサードは、陽の光や街の灯りを受けるたびに異なる表情をみせる。まさに現代建築の極みとも言える独占構造だ。下層部のみ幹のように広がったアシンメトリーな形状は、単なる造形美ではなく、敷地周辺の歩行者空間のゆとりを生み出す都市計算の産物でもある。