愛猫が震えている原因は?命に関わるサインを見抜く救急対処法
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高齢猫の宿命ともいえる「慢性腎臓病」の悪化も、震えの引き金となる。腎機能が著しく低下すると体内に老廃物が蓄積し、尿毒症を発症する。尿毒症毒素が神経系を侵食することで、四肢の筋肉にミオクローヌスと呼ばれるピクつきや振戦が現れるのだ。さらに電解質バランスの崩壊、特に低カルシウム血症が引き起こすテタニー(強直性痙攣)も激しい震えを伴う。
また、子猫やインスリン投与中の糖尿病猫において警戒すべきは「低血糖症」だ。血液中のグルコース濃度が限界を下回ると、脳へのエネルギー供給が断たれ、脱力と小刻みな震えが始まる。進行すれば昏睡や死に至るため、意識がある初期段階であれば口腔粘膜にガムシロップなどを塗布する応急処置が有効だが、意識がない状態での強制給餌は窒息を招くため禁忌である。