多部未華子のデビュー作『Hinokio』1000人から掴んだ奇跡
多部未華子のデビュー作『Hinokio』1000人から掴んだ奇跡にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
本作『HINOKIO』は、事故のショックで心を閉ざした少年・サトルが、遠隔操作ロボット「ヒノキオ」を通じて学校生活を送るという異色のSFヒューマンドラマだ。主人公のサトル役を務めたのは、当時子役として天才的な演技力を評価されていた本郷奏多。多部未華子が演じる純は、不器用にヒノキオへとアプローチし、少しずつ絆を深めていく重要人物だった。
CGで描かれたロボットを相手にしながらも、生き生きとした感情のやり取りを見せたふたりの演技は絶品だった。松竹が配給を手掛けた本作は、単なるSFファンタジーの枠を超えて「人と人との心のつながり」を描いた名作として大ヒットを記録。多部未華子と本郷奏多という若き才能の化学反応は、今なお語り継がれる映画史のワンシーンとなっている。