二日酔い予防薬の最強はどれ?五苓散・牛黄・ヘパリーゼ徹底比較
二日酔い予防薬の最強はどれ?五苓散・牛黄・ヘパリーゼ徹底比較とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
巷で「最強」と呼ばれる二日酔い対策アイテムですが、薬理作用を紐解くとアプローチは根本から異なります。二日酔いの主原因は大きく分けて2つ存在します。1つはアルコールが分解される過程で生じる毒性物質「アセトアルデヒド」の蓄積による吐き気や血管拡張、もう1つはアルコールの利尿作用に伴う脱水および脳細胞の浸透圧変化(水毒)による激しい頭痛です。
この2大原因に対して、ドラッグストアや薬局で手に入る代表格がどう作用するのかを理解することが、失敗しない予防の第一歩となります。
まず、肝臓の代謝機能を底上げする代表格がヘパリーゼ(肝臓水解物)です。天然の哺乳類レバーを酵素分解して低分子ペプチドやアミノ酸にしたもので、アルコール代謝を司る肝臓の血流量を増やし、肝細胞の再生を助けます。ヘパリーゼを飲む前の効果としては、胃腸の粘膜を保護しつつ肝臓の処理キャパシティを事前に広げておく点にあります。
対して、頭痛や顔のむくみ、口の渇きに対して絶大な信頼を得ているのが漢方薬の五苓散(ごれいさん)です。五苓散は単なる利尿剤ではなく、細胞膜に存在する水分子の通り道「アクアポリン」の働きを調整する生薬複合体です。アルコールによって乱れた体内の水分バランスを是正し、血管内が脱水している一方で脳浮腫が起きているという異常事態を速やかに整えます。
つまり、吐き気や胃もたれ、全身のだるさを防ぎたいなら肝臓・代謝系(ヘパリーゼや牛黄製剤)、翌朝のこめかみを締め付ける頭痛やむくみを防ぎたいなら水分代謝系(五苓散)が医学的な最強の選択肢となります。