ドジャース日本人選手の軌跡|野茂から大谷・山本まで全歴史と年俸総括
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歴代日本人選手に関するインターネット上の言説には、一部で事実とは異なる偏った印象論が定着しています。客観的証拠をもとにこれらの誤解を正しておく必要があります。
1つ目の誤解は、ダルビッシュ有投手のドジャース在籍期間に対する評価です。2017年7月にレンジャーズからトレードで電撃加入したダルビッシュ投手は、地区優勝とリーグ優勝に多大な貢献を果たしました。しかし、ヒューストン・アストロズとのワールドシリーズ第7戦でのノックアウトを理由に「ドジャースでは失敗だった」と短絡的に語られるケースが散見されます。
しかしその後のMLB公式調査で明らかになった通り、アストロズによる組織的な電子機器を使った「サイン盗みスキャンダル」が実行されていた事実を無視することはできません。ダルビッシュ投手はフェアな環境下では圧倒的な奪三振能力を発揮しており、短期の在籍ながらチームを29年ぶりのワールドシリーズ進出へと導いた功績は正当に評価されるべきです。
2つ目は、前田健太投手のドジャース記録と契約内容に関する議論です。「8年総額2500万ドル」という極めて基本給が低く抑えられた契約は、当時「球団側に有利すぎる奴隷契約ではないか」とネット上で激しい批判を浴びました。しかし契約の背景には、NPB時代に前田投手の右肘に見つかった潜在的リスク(身体検査の懸念)がありました。球団は破格の出来高ボーナス(登板数やイニング数に応じたインセンティブ)を設定することでリスクを担保し、前田投手自身もタフに投げ続けて在籍4年間で基本給を遥かに超える年俸を獲得しました。さらにポストシーズンでは中継ぎエースとして無類の勝負強さを誇り、現在も現地ファンから深く愛されています。