食品ラベルの酸味料に潜む罠!一括表示の裏と安全性の真実を暴く
食品ラベルの酸味料に潜む罠!一括表示の裏と安全性の真実を暴くの特集記事を解説します。専門的な知識が詰まっています。
酸味料の原材料は、具体的にどこからやってくるのか。その製造ラインを辿ると、日本の食糧供給が抱える構造的な脆さが浮き彫りになる。
流通しているクエン酸の多くは、果物から搾り取られたものではない。主に海外から輸入された安価なトウモロコシやキャッサバなどのデンプン質を原料とし、黒麹菌(アスペルギルス・ニガー)と呼ばれる微生物を用いて発酵槽で工業的に大量培養・抽出されたものだ。遺伝子組み換え作物が原料に使われている可能性も否定できず、その多くは中国などの大規模化学プラントで精製され、白い結晶粉末として日本へ輸入されている。
リンゴ酸やフマル酸に至っては、石油化学製品であるベンゼンや無水マレイン酸などを原料とした化学合成によって製造されるケースも少なくない。最終的に高度に精製され、分子構造としては天然に存在する物質と同一になるとはいえ、「自然な食べ物」というイメージとはかけ離れた工業プラントの中で生み出されているのが現実だ。