B型のルーツは遊牧民?性格や体質との関連と科学的真相を徹底解明

B型のルーツは遊牧民?性格や体質との関連と科学的真相を徹底解明とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

食生活の指針や性格分析として非常に興味深い「B型=遊牧民ルーツ説」ですが、科学的根拠(エビデンス)の真相はどうなのでしょうか。現代の分子人類学および医学界の見解を検証すると、理論の前提に関する重要な事実が浮かび上がってきます。

現代の古代ゲノム解析や遺伝学の進歩により、ABO式血液型を決定する遺伝子多型は、農耕や遊牧が始まる数万年前どころか、数百万年前の人類共通祖先(あるいは霊長類の段階)から既に存在していたことが判明しています。「O型から始まって順次A型、B型が枝分かれした」というダダモ氏の時系列モデルは、遺伝学的には事実と異なるというのが現在の学術的コンセンサスです。

また、2013年に発表された大規模なシステマティック・レビュー(体系的文献調査)をはじめとする国際的な医学研究においても、「血液型に基づいた食事法が特定の健康改善や体重減少に直接寄与するという決定的な科学的証拠は認められない」と結論付けられています。血液型ダイエットで体調が良くなったと感じる人が多い理由は、血液型固有の作用というよりも、「加工食品を控え、野菜や良質なタンパク質を中心とした自然食に切り替えたことによる全般的な栄養改善効果」である可能性が高いと考えられています。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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