エコー写真の見方と用語完全ガイド!略語の意味や性別の判別法
エコー写真の見方と用語完全ガイド!略語の意味や性別の判別法に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。
赤ちゃんの成長スピードは目覚ましく、妊娠のフェーズごとにエコー写真で着目すべき観察ポイントは大きく変化します。胎児エコー写真を週数別に追うことで、身体がどのように形成されていくのかを実感できます。
妊娠初期(4週〜13週):命の宿りと予定日の確定
妊娠超初期にあたる4〜5週頃、子宮内にGS(胎嚢)と呼ばれる小さな黒い円形の袋が映し出されます。これが子宮内に着床した証拠となります。6週前後になると、胎嚢の中に白く光る「胎芽」と心拍(FHR)が拍動する様子が確認できるようになります。
妊娠8〜11週頃には、赤ちゃんの頭からお尻までの長さであるCRL(頭臀長)を計測します。この時期の胎児は個体差が極めて小さいため、CRLの数値から正確なEDD(出産予定日)とGA(妊娠週数)が確定されます。12週を過ぎると「胎芽」から「胎児」へと呼び名が変わり、2頭身から3頭身へと人間の骨格がはっきりと見え始めます。
妊娠中期(14週〜27週):骨格の形成と活発な胎動
妊娠中期に入ると胎児全体が1枚のエコー画面に収まりきらなくなるため、部位ごとの詳細な計測へと移行します。BPD(児頭大横径)、FL(大腿骨長)、AC(腹囲)の3つを同時に計測し、EFW(推定胎児体重)を割り出します。胃や膀胱、心臓の4つの部屋(四腔断面)など、内臓の構造チェックが行われるのもこの時期です。
妊娠後期(28週〜出産):出生に向けた体格の充実
赤ちゃんの皮下脂肪が増え、ふっくらとした新生児に近い姿になります。エコー写真では顔の一部分や手足のアップが映ることが多くなります。EFWの増え方が胎児発育曲線(標準範囲内)に沿っているか、羊水量(AFIやMVP)や胎盤の位置・機能に異常がないかが厳密に確認されます。