高卒の生涯年収は大卒と何千万円差?最新格差と学歴逆転の現実解

高卒の生涯年収は大卒と何千万円差?最新格差と学歴逆転の現実解について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

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労働市場の真実を知る上で、最も信頼に足る指標が厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」であり、それを基に独立行政法人労働政策研究・研修機構が試算・公表している『ユースフル労働統計』だ。この最新データが示す数字は、多くの人に冷水を浴びせる。

学校卒業後すぐに就職し、60歳までフルタイムで正社員として働き続けた場合の試算(退職金を含まないベース)を見ると、男性の高卒者の生涯賃金はおよそ2億1,000万〜2億2,000万円前後で推移している。これに対し、男性の大卒生涯年収は約2億7,000万〜2億8,000万円前後に達する。つまり、スタートラインから定年までの賃金総額だけで、およそ5,000万〜6,000万円近い差が生まれている計算だ。女性の場合でも、高卒が約1億5,000万〜1億6,000万円であるのに対し、大卒は約2億1,000万〜2億2,000万円と、やはり5,000万円前後の開きが存在する。

20代前半のうちは、4年早く現場に出て給与と賞与を得ている高卒者の方が、一時的に累積手取り額でリードする場面もある。しかし、20代後半から30代半ばにかけて大卒者の昇給スピードが急加速し、30歳前後で容易に逆転される。この「30代の昇給カーブの傾斜の違い」こそが、数千万円もの生涯格差を生み出す決定打となっているのだ。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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