少年Aの本『絶歌』が遺した波紋|出版理由・印税と現在の様子
少年Aの本『絶歌』が遺した波紋|出版理由・印税と現在の様子に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。
激しい社会的バッシングを浴びながらも、『絶歌』は発売直後から飛ぶように売れ、初版10万部から即座に増刷を重ねて累計発行部数は25万部以上に達しました。印税率を一般的な10%と仮定しても、単純計算で1億円を超える巨額の印税が元少年A側に発生したと試算されています。
ここで最大の焦点となったのが、「犯罪行為を題材にして得た多額の印税はどこへ行ったのか」という点です。
元少年A側は「印税は被害者への損害賠償に充てる」と説明していましたが、遺族側は「加害行為を元手にした金など受け取れるはずがない」と激しく拒絶。遺族側の代理人弁護士を通じて受け取りを断固拒否されたため、印税の大半は供託されるか、元少年Aを支援する関係者の管理下に置かれたと報じられています。凶悪犯罪者が手記を出版して大金を稼ぐ行為に対しては、法学者やジャーナリストからも「倫理的に許されない」との批判が噴出しました。