北九州の手榴弾事件なぜ多発したのか?警察の極秘作戦と市民の戦い

北九州の手榴弾事件なぜ多発したのか?警察の極秘作戦と市民の戦いとはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

転換点となったのは、警察庁が威信をかけて推し進めた「壊滅作戦(頂上作戦)」の断行だった。2014年以降、福岡県警察は特別捜査本部を設置し、殺人や組織的殺人未遂の容疑で野村悟をはじめとする最高幹部を相次いで逮捕。これまでの現場組員を摘発する対症療法から、組織の最高意思決定者を法廷で断罪する根本治療へと大きく舵を切った。

あわせて、銃砲刀剣類所持等取締法の厳罰化や暴力団排除条例の厳格な運用が、組織の逃げ道を塞いだ。武器の所持そのものに対する量刑が引き上げられ、隠匿に関わった者への刑事責任が厳しく追及されるようになった結果、幹部や組員にとって手榴弾を保持し続けること自体が破滅への直行便となった。指揮系統を失った組織は資金源も断たれ、急速に崩壊へと向かった。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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