オリーブの木の葉が落ちる原因とは?枯死を防ぐ復活手順を徹底解説
オリーブの木の葉が落ちる原因とは?枯死を防ぐ復活手順を徹底解説の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
水管理に問題がないにもかかわらず、急激に葉が零れ落ちる場合は、生物学的外敵の侵入を疑わなければなりません。特に日本の温暖湿潤な気候は、地中海気候を好むオリーブにとって病害虫のリスクを跳ね上げる土壌となります。
日本国内で最も恐れられているのがオリーブアナアキゾウムシの食害です。体長約15mmの黒褐色をしたこのゾウムシは、日本固有種であり、オリーブやヒサカキなどモクセイ科植物のみをターゲットにします。成虫が地際の樹皮の隙間に産卵し、孵化した幼虫が樹皮直下の形成層をトンネル状に食い荒らします。
「朝起きたら青々としていた葉が一斉に散り、幹元に細かいオが屑のような粉が溜まっていた」という声が園芸コミュニティで頻繁に報告されます。形成層を一周(環状剥皮状態に)食害されると、根から吸い上げた水分と養分が葉に行き渡らなくなり、樹木は瞬く間に息絶えます。株元に木屑(フラス)を発見した際は、針金を穴に差し込んで幼虫を物理的に刺殺するか、登録農薬であるスミチオン乳剤等の規定希釈液を幹に直接散布・注入する緊急駆除が必要です。
また、高温多湿期の梅雨から初秋にかけては炭疽病の症状と予防にも細心の注意が求められます。炭疽病菌(糸状菌)に侵されると、果実が黒変して腐敗するだけでなく、葉に黒褐色の不規則な斑点が広がり、早期落葉を引き起こします。雨の跳ね返りや通気性の悪さが感染を助長するため、密生した小枝を間引いて風通しを確保し、銅水和剤などによる予防散布を行うことが樹勢維持の防波堤となります。