マラセチアとは?治らないニキビやかゆみの原因と正しい治し方

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臨床の現場で最も頻繁に見られるトラブルが、「ニキビだと思って治療していたら、実はマラセチア毛包炎だった」というケースです。両者は見た目が酷似していますが、病態も効く薬剤も全く異なります。

一般的なニキビ(尋常性痤瘡)は「アクネ菌(細菌)」が原因であるのに対し、マラセチア毛包炎は「カビ(真菌)」の感染症です。ニキビ治療で処方される抗生物質(抗菌外用薬)をマラセチア毛包炎に塗り続けると、競合する細菌だけが死滅し、カビであるマラセチアがさらに勢力を拡大してしまうという危険な悪循環に陥ります。

項目一般的なニキビ(尋常性痤瘡)マラセチア毛包炎脂漏性皮膚炎主な原因菌アクネ菌(細菌)マラセチア菌(真菌・カビ)マラセチア菌+皮脂分解物好発部位顔面、顎まわり、頬胸元、背中、肩、生え際頭皮、眉間、小鼻、耳裏発疹の特徴白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビが混在、面皰(コメド)がある均一な大きさ(2〜3mm)の赤い丘疹が多発、中心に膿疱赤み、ベタつくフケ・乾いたフケ、皮膚の剥離自覚症状(かゆみ・痛み)炎症時は圧痛が中心、かゆみは少ない軽度のムズムズするかゆみを伴うことが多い強いかゆみ、灼熱感、落屑有効な治療薬抗菌薬(クリンダマイシン等)、過酸化ベンゾイル抗真菌薬(ケトコナゾール等)抗真菌薬+短期ステロイド外用

「胸や背中に同じような赤いポツポツが一面に広がっている」「ニキビ用の塗り薬を1週間使っても全く引かない」という場合は、マラセチア毛包炎を疑う有力なサインです。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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