365日の誕生花一覧と花言葉の真相|怖い裏の意味とギフト選びの決定版

365日の誕生花一覧と花言葉の真相|怖い裏の意味とギフト選びの決定版にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

「あるサイトでは誕生花がバラなのに、別の本ではカーネーションと書かれている」「誕生花が1日に何種類もあるのはなぜか」という疑問は、誕生花を調べる誰もが必ず直面する壁です。この誕生花サイトで違うなぜという根本的な疑問には、明確な歴史的・流通的な背景があります。

第一の理由は、誕生花に公的な国際統一規格が存在しない点です。宝石を割り当てた「誕生石」の場合、1912年に米国宝石商組合(現ジュエラーズ・オブ・アメリカ)が中心となり商業的な標準化が進められましたが、誕生花にはそうした世界的な統轄団体が存在しません。起源を辿ると、古代ギリシャ・ローマにおいて「月日や星を司る神々には、それぞれ対応する特定の草木がある」と信じられていた自然崇拝に行き着きます。これが19世紀のビクトリア朝イギリスや18世紀末のフランスで「花言葉(言語なきコミュニケーションツール)」の出版ブームと融合し、貴族社会の間で多様な解釈が乱立しました。

第二の理由は、地理的・気候的な「開花時期の違い」です。ヨーロッパで作られた古いカレンダーをそのまま日本に持ち込んでも、現地の開花期と日本の気候風土では数カ月のズレが生じます。さらに、昭和中期から平成にかけて日本の生花市場や園芸団体(日本園芸協会や各種流通組合)が普及啓発を図る際、「その季節に日本の花屋の店頭に並び、実際に購入できる花」を優先して再選定した経緯があります。このため、参照する原典が「西欧の古典文学」か「日本の園芸規格」か「生花商のプロモーション」かによって、結果が大きく分岐するのです。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest