エイの顔の正体とは?水族館の可愛い笑顔の秘密と本当の目の位置を徹底解剖
エイの顔の正体とは?水族館の可愛い笑顔の秘密と本当の目の位置を徹底解剖とはどのようなものなのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
水族館でエイがガラス面を滑空するとき、観客から「笑っていて可愛い!」と歓声が上がります。しかし、来館者が「目」だと思い込んでいる上部の二つの黒い穴は、視覚を司る器官ではなく、嗅覚を司る「鼻の穴(鼻孔)」です。
軟骨魚類であるエイの腹面(裏側)には、摂食と呼吸、そして匂いの探知に特化した器官が集約されています。中央で微笑んでいるように弧を描くスリットは本物の「口」ですが、その上にある一対のくぼみは、海水の匂いを敏感にキャッチするための嗅覚器官「嗅盲嚢(きゅうもうのう)」の入り口に過ぎません。
さらに口の下側に目を向けると、左右に5対(種によっては6対)の切れ込みが並んでいます。これは人間でいう首元に相当する「エラ穴(鰓裂:さいれつ)」であり、呼吸を終えた海水を体外へ排出する出口です。つまり、私たちが「目・鼻・口」が揃ったひとつの愛らしい顔として認識している部分は、「鼻・口・エラ」が平面的に並んだ腹部の器官複合体なのです。