倉敷のアートホテルが今選ばれる理由とは?名建築と泊まれる宿の最新事情
倉敷のアートホテルが今選ばれる理由とは?名建築と泊まれる宿の最新事情とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
倉敷における芸術と宿泊の融合を語る上で外せない存在が、1963年開業の倉敷国際ホテルです。日本建築界の巨匠・浦辺鎮太郎が設計を手掛け、倉敷の伝統的な町家建築の意匠とモダンな西洋建築を見事に調和させた傑作として知られています。
この宿の最大の象徴といえば、吹き抜けのロビーに堂々と鎮座する棟方志功による世界最大級の木版画レリーフ『大世界の柵「人類より神々へ」』です。幅約12メートル、高さ約1.7メートルに及ぶ圧巻の木版画は、大原美術館の礎を築いた実業家・大原総一郎の依頼によって制作されたもの。ホテルのロビーそのものが重厚なギャラリーとなっており、チェックインの瞬間から圧倒的な芸術のエネルギーに包まれます。
大原美術館の鑑賞拠点として宿泊におすすめなだけでなく、館内随所に配された木と石の温もり、倉敷の美意識を体現した落ち着きある客室は、世代を超えて高い評価を得ています。落ち着いたクラシックホテルのホスピタリティと本物の美術品に囲まれた時間は、知的好奇心を満たす至高のひとときを提供してくれます。