ウイルスと細菌の決定的な違いとは?風邪に抗生物質が効かない理由
ウイルスと細菌の決定的な違いとは?風邪に抗生物質が効かない理由の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
感染症を引き起こす病原体として、ウイルスや細菌に加えて知っておきたいのが「真菌(しんきん)」の存在です。身近な言葉で言えば「カビ」や「酵母」の仲間を指します。
真菌は、細菌よりもさらに高等な「真核生物」に分類されます。細菌は細胞の中に核膜を持たない「原核生物」ですが、真菌は人間と同じようにしっかりとした細胞核を持ちます。サイズも2〜10マイクロメートル以上と細菌よりもさらに大型です。
代表的な真菌症には、白癬菌による「水虫」や、常在菌のバランスが崩れて発症する「カンジダ症」、肺にカビが侵入する「アスペルギルス症」などがあります。真菌は細胞の構造が人間の細胞に近いため、細菌用の抗生物質は効かず、「抗真菌薬」という専門の薬剤を用いて治療を行います。