フランス、ロシア、そして東欧へ——なぜ「白・青・赤」の国旗は世界で最も見分けにくいのか?歴史と最新の国際情勢から読み解くトリコロール謎解き

フランス、ロシア、そして東欧へ——なぜ「白・青・赤」の国旗は世界で最も見分けにくいのか?歴史と最新の国際情勢から読み解くトリコロール謎解きについて重要なポイントを解説いたします。最新の情報をご確認ください。

この歴史的な混乱の原点は、17世紀末の海にあった。当時、世界最強の海洋大国として君臨していたのはオランダだ。オランダの商船や軍艦は赤・白・青の3色旗を掲げて七つの海を制覇していた。

ここに登場するのが、ロシア帝国の近代化を推し進めたピョートル大帝である。彼はオランダへ匿名で留学し、造船技術や海洋文化に心酔した。自国の海軍を創設する際、ピョートル大帝は敬愛するオランダ国旗の3色をベースにしつつ、色の順序を組み替えて「白・青・赤」の横縞旗を海軍旗として制定した。これが現代まで続くロシア国旗のダイレクトなルーツである。海の視認性を高めるための実用的なデザインが、やがて巨大な帝国のアイデンティティへと昇華したのだ。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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