巨大土偶の目が光る!青森・Jr木造駅「しゃこちゃん」の謎と見どころ

巨大土偶の目が光る!青森・Jr木造駅「しゃこちゃん」の謎と見どころの基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

これほどまでに突き抜けたデザインの駅舎が誕生した背景には、つがる市が誇る類まれな歴史的遺産の存在があります。木造駅から車で約20分ほどの場所には、国の特別史跡であり、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産でもある亀ヶ岡石器時代遺跡が位置しています。

明治時代、この亀ヶ岡遺跡から出土した遮光器土偶(現在は東京国立博物館所蔵・重要文化財)は、教科書にも必ず掲載される日本屈指の考古学的名宝です。1980年代後半から1990年代初頭にかけて全国で展開された「ふるさと創生」の流れのなかで、当時の木造町は町の象徴である縄文文化を全国へ強烈にアピールする起死回生のシンボルとして、JR東日本と協議を重ねてこの土偶駅舎の建設へと踏み切りました。

地域の誇りである縄文の記憶を、単に博物館に収めるだけでなく「毎日の生活インフラである駅」に宿らせるという発想が、30年以上の時を経た現在も国内外の旅人を惹きつける強力な観光資源となっています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest