マル暴刑事の知られざる内幕!虚構と現実が交錯する組織犯罪対策

マル暴刑事の知られざる内幕!虚構と現実が交錯する組織犯罪対策を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。

1992年に施行された暴力団対策法(暴対法)と、その後に全国で整備された暴力団排除条例は、かつての暴力団社会を根底から解体へと追い込んだ。組事務所の開設制限、指定暴力団への締め付け、みかじめ料の授受禁止。かつて白昼堂々と街を闊歩していた構成員たちは、表舞台から完全に締め出された。

だが、組織の弱体化は治安の完全な回復を意味しなかった。むしろ事態は厄介なフェーズへと突入した。伝統的なピラミッド型組織が崩壊した隙間に生まれたのは、SNSや暗号化アプリを通じて離合集散を繰り返す、実態の掴めない「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」である。

シノギの形も、古典的な賭博や恐喝から、特殊詐欺、闇バイトを介した強盗、サイバー犯罪、果ては巧妙なマネーロンダリングへとシフトした。代紋を掲げない犯罪者集団は、看板を持たないがゆえに従来の取り締まり網をすり抜ける。暴力団対策法という強力な武器を手に入れた警察は今、形を変えて増殖する「実体のない影」との果てしない消耗戦を強いられている。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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