車の部位の名前、全部言える?プロが教える外装・内装パーツ完全ガイド

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車の外装パーツは、走行中の風圧を受け流す空力特性、衝突時の衝撃吸収、そして歩行者や乗員の保護という極めて重要な安全機能を担っています。日常会話や修理の現場で頻出する主要な外装パーツの名称と役割は次の通りです。

フロント周辺から順に見ていくと、まずエンジンスペースや電気自動車のフロントトランクを覆う開閉式パネルがボンネット(フード名称)です。歩行者衝突時に頭部への衝撃を和らげるため、あえて衝撃を吸収して変形しやすいアルミニウムや薄鋼板構造が採用されています。

前面下部で衝撃を受け止めるのがフロントバンパーの役割です。軽微な接触から車体骨格を守る衝撃吸収材(樹脂製カバーと内部のエネルギーアブソーバー、レインフォースメント)で構成されています。フロント中央に位置するラジエーターグリル構造は、エンジンルーム内に走行風を取り込んでラジエーターやインバーターを冷却するための通気口ですが、先進運転支援システム(ADAS)のミリ波レーダーが内蔵される基幹部位でもあります。

前後のタイヤを覆う泥除け・整流用の外板パネルはフェンダーパネルと呼ばれます。前輪側を「フロントフェンダー」、後輪側を「リアフェンダー」と呼びますが、構造上の性質は大きく異なります。フロントフェンダーはボルトで固定されているため単体交換が容易ですが、後輪側のリアフェンダーは車体骨格と一体溶接されており、後述するクォーターパネルと呼ばれ、修理や交換の難易度が跳ね上がります。

ドア下部のサイドステップ付近を支える補強鋼板はサイドシル(ロッカーパネル)と呼ばれます。縁石などで下回りを擦りやすい部位ですが、車体のねじれ剛性を保ち、側面衝突時にキャビンの潰れを防ぐ頑強なフレームの一部です。

車体の屋根(ルーフ)を支える柱構造はピラーと総称されます。前から順に以下の名称が割り振られています。

  • Aピラー(フロントピラー):フロントガラスの両脇にある柱。運転席からの死角を左右しつつ、前面衝突時のキャビン生存空間を死守する超高張力鋼板が使われます。
  • Bピラー(センターピラー):前席ドアと後席ドアの間にある中央の柱。シートベルトの固定点となり、側面衝突から乗員を守る最強度の構造材です。
  • Cピラー(リアピラー):後席ドアの後ろにある柱。セダンやハッチバックのリアガラス脇を支えます(ミニバンやステーションワゴンでは最後部にDピラーが存在します)。
山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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