足マッサージで死亡事故?血栓を飛ばす危険なNg兆候と最新知見
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足の深部にある静脈に血栓ができる病態を「深部静脈血栓症」と呼ぶ。この状態に陥っている脚を揉む行為は、体内に仕掛けられた手榴弾の安全ピンを自ら引き抜くようなものだ。以下のようなサインが片足だけに現れている場合、マッサージは絶対に避けなければならない。
最も典型的な兆候は「左右非対称のむくみ」だ。一般的な疲労や塩分過多によるむくみは両足に均等に出やすいが、深部静脈血栓症では血栓が詰まった側の足だけが明らかにパンパンに腫れ上がる。さらに、ふくらはぎを触ると熱を帯びている(熱感)、皮膚が赤紫色に変色している(発赤)、歩行時や足首を手前に反らせた際にふくらはぎの奥に強い痛みが走る(ホーマンズ徴候)といった特徴が揃う。
また、病歴や生活習慣におけるハイリスク群も明確だ。大きな手術を受けた直後、骨折などでギプス固定をしている期間、がんの治療中、経口避妊薬(ピル)やホルモン補充療法を受けている人、あるいは脱水状態で長距離ドライブやフライトを終えた直後などは、血栓リスクが格段に跳ね上がる。「重いから強く揉んで流してほしい」という判断が、まさに命取りとなるNGケースである。