カロナールを誤って2錠飲んでしまった時の緊急対処法と上限量
カロナールを誤って2錠飲んでしまった時の緊急対処法と上限量の全貌を詳しく解説してご紹介します。
解熱鎮痛剤として広く親しまれているカロナールの主成分はアセトアミノフェンである。一般に解熱鎮痛薬の中でも比較的胃腸障害などの副作用が少ないとされるが、安全に利用するための厳密な投与上限量が設定されている。あゆみ製薬株式会社が提供する医療用医薬品添付文書の最新記載によれば、成人の場合、1回あたりの投与上限は300mg〜1000mg、1日あたりの総投与上限は4000mgまでと定められている。
一方、小児の投与量は体重に依存する。体重1kgあたり1回10mg〜15mgが適量とされ、1回の投与上限は400mg、1日の総上限は60mg/kg(最大1500mgまで)という厳格な基準が存在する。厚生労働省の指導の下、小児への投薬においては特に慎重な計算が求められる。例えば体重20kgの子供の場合、1回あたりの上限は300mg程度となるため、200mg錠を2錠(計400mg)飲んでしまうと単回の上限値を一時的にオーバーすることになる。
単回の過剰服用がすぐに重大な被害をもたらすわけではないが、体重の軽い幼児や小児が誤飲したケースでは、体質や体調により急激な血中濃度の上昇を引き起こす可能性が排除できない。年齢ではなく「現在の体重」を軸として過剰服用の度合いを冷静に見極める作業が極めて重要になる。