元大関・増位山の現在とは?歌手活動とちゃんこ店の評判に迫る
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増位山のキャリアを語る上で最大の衝撃作といえるのが、1974年にリリースされた『そんな夕子にほれました』です。力士のレコードといえば企画モノや余技とみなされがちだった時代に、本格的なムード歌謡として発売された同曲は、有線放送を中心に爆発的な支持を集めて120万枚を超えるミリオンセラーを達成しました。
当時、まだ現役の関脇・大関候補だった増位山は、厳しい稽古を終えた後にステージへ立つという前代未聞の二刀流を敢行。甘美でかすれた独特のウィスパーボイスは、土俵上の激しいぶつかり合いとの強烈なギャップを生み出し、瞬く間に日本中の女性ファンの心を掴みました。
その後も『そんな女のひとりごと』『男の背中』『そんなナイト・パブ』など連続してヒットを連発。日本有線大賞特別賞をはじめ数々の音楽賞を受賞し、「力士でありながら日本を代表するトップシンガー」という、後にも先にも類を見ない唯一無二のポジションを確立しました。