中村玉緒の息子の現在と死因|鴈龍太郎の悲運と母子が選んだ決別の真相
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鴈龍さんの人生を決定づけた最大の出来事は、1989年(平成元年)に起きた映画『座頭市』の撮影現場における真剣死傷事故です。父・勝新太郎さんが監督・主演を務めた本作で、鴈龍さんは「鴈龍太郎」の芸名で俳優デビューを果たす予定でした。
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クライマックスの立ち回りシーンの撮影中、小道具の模擬刀(ジュラルミン製などの刃のない刀)ではなく、なぜか本物の真剣が混入しており、鴈龍さんが振るった刀が殺陣師・スタント俳優の加藤幸雄さんの首元を直撃。加藤さんは病院に緊急搬送されたものの、出血性ショックにより命を落とすという痛ましい事態が発生しました。
警察の捜査の結果、真剣の持ち込みや管理責任は制作スタッフおよび現場管理体制の不備に起因するものと判断され、鴈龍さん自身は業務上過失致死罪について不起訴処分(嫌疑不十分)となりました。しかし、自らの手で共演者の命を奪ってしまったという心理的ショックは計り知れず、深刻なPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えることになります。
デビュー作となるはずだった大作映画の現場で起きたこの惨劇は、映画界全体を揺るがす大スキャンダルとなり、鴈龍さんは長期間の活動自粛と芸能界からの隠遁を余儀なくされました。