大腸がんの血便は何色?鮮血なら痔と過信禁物!色別の危険度と見分け方
大腸がんの血便は何色?鮮血なら痔と過信禁物!色別の危険度と見分け方とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
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医療現場において、多くの消化器内科医が頭を抱えるのが「長年患っている痔の出血だと思い込んでいた」という進行期患者の告白です。痔疾患(いぼ痔・切れ痔)による出血と、悪性腫瘍による出血には、便との混ざり方や質感に明確な境界線が存在します。
下表は、臨床現場で用いられる識別基準とデータに基づく特徴を体系化したものです。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価大腸がん(直腸・S状結腸)便全体に血が混和、または暗赤色のゼリー状粘液が付着。便潜血陽性率約70〜90%(進行期)鮮紅〜暗赤色・どす黒い赤。排便痛は基本なし(肛門管浸潤を除く)痛みのない出血こそ警戒が必要。「便の中まで赤い」状態は即座に精密検査の対象痔核(いぼ痔)排便後、便器の水没部にポタポタ滴下、またはペーパーに鮮血が付着。成人の約50%以上が生涯で経験鮮紅色(鮮やかな赤)。便自体の内部には血液が混ざり込まない出血量は多く見えても血液は便の「外側」にのみ存在。ただし痔とがんの併発率は無視できない裂肛(切れ痔)排便時・排便直後に肛門部に鋭い激痛が走る。ペーパーへの少量の付着が主鮮紅色。便の表面に1本の赤いスジ状に付着することが多い激しい痛みを伴うのが特徴。痛みが引いた後も出血だけが続く場合は別要因を疑うべき粘血便(潰瘍性大腸炎等併発)腫瘍組織の壊死や炎症による膿・粘液と血液が混然一体となった排泄物白みがかった粘液と暗赤色便の混合。イチゴジャム状に見えることもある最も見逃してはならない異常兆候。進行大腸がんまたは難治性腸疾患のシグナル
ここで特筆すべきは、大腸がんの粘血便の見分け方です。粘液自体は腸管を滑らかにするために正常な腸からも微量に分泌されますが、腫瘍組織が崩落・壊死を起こすと、腐敗した分泌液と出血が混じり合い、白濁した半透明のゼリーに血が溶け込んだような特有の外観を呈します。トイレットペーパーで拭った際に「粘り気のある赤黒いものがついた」と感じた場合、それは単なる痔疾では説明がつきません。