ラッセル・ブランドと日本の因縁|入国拒否の理由と現在の真相

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日本とラッセル・ブランドの関係を語る上で避けて通れないのが、2011年5月21日に成田国際空港で発生した入国拒否および強制国外退去(デポーテーション)事案です。

当時、妻であった米歌手ケイティ・ペリーは、世界ツアー「California Dreams Tour」の日本公演(東京・名古屋・大阪)のために来日。夫であるラッセル・ブランドも彼女に同行する形で日本へ降り立ちました。しかし、成田空港の入国審査場を通過することは叶いませんでした。

入国管理局(現・出入国在留管理庁)の審査官によって別室へと案内されたブランドは、長時間の事情聴取を受けた末に入国不許可の決定を下され、そのまま日本国外への強制退去処分となりました。当時のAFP通信や大手メディアの報道によると、ケイティ・ペリーは自身の公式Twitter(現X)で「夫が日本から国外退去させられた。とても悲しい。彼に大好きな日本を見せたかったのに」と悔しさを露わにし、世界的なニュースとして駆け巡りました。

日本が入国を拒絶した決定的な理由は、日本の出入国管理及び難民認定法(入管法)第5条第1項第4号に規定される上陸拒否事由に該当したためです。同法では「日本国又は日本国以外の国の法令に違反して、麻薬、大麻、あへん等に関する法令に違反して有罪判決を受けた者」に対し、執行猶予の有無や刑期を問わず、原則として永久的な上陸拒否を適用しています。

ブランド自身、若手コメディアン時代にヘロインやクラック・コカインなどの重度な薬物依存を抱えており、イギリス国内で通算10回以上の逮捕歴を有していました。セレブリティであっても法規を厳格に適用する日本の法執行機関の姿勢が、改めて浮き彫りとなった瞬間でした。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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