なぜカンロがパリコレに?老舗菓子と世界最高峰モード融合の全真相
なぜカンロがパリコレに?老舗菓子と世界最高峰モード融合の全真相の疑問点について、専門知識を基に徹底解説します。
最大の疑問である「なぜカンロだったのか」という点について、プロジェクトを手掛けたデザイナーチームは「日本の菓子が持つ独自の質感美と色彩の繊細さ」を挙げています。
デザイナーが特に魅了されたのが、以下の2つのシグネチャープロダクトでした。
ひとつは、1955年の発売以来愛され続ける「カンロ飴」が持つ特有の琥珀色のツヤと透明感です。醤油と砂糖をじっくり加熱することで生まれる独特の鼈甲(べっこう)色は、光の当たり方によって深みのある陰影を生み出し、クラシックでありながら極めてモダンなテクスチャーとして捉えられました。
もうひとつは、若い世代から圧倒的な支持を集める「ピュレグミ」のフルーツグラデーションとすっぱいパウダーの質感です。単一ではない複雑な色合いの移り変わりや、光を柔らかく乱反射する表面のフロスト感は、最新のサステナブルテキスタイルや樹脂成形ドレスのコンセプトと完璧に合致しました。
「日常に潜む小さな幸せの粒を、身に纏うアートへと変換する」というデザイナーの構想に、カンロが掲げる素材へのこだわりとクラフトマンシップが見事にシンクロしたことが、この奇跡的なコラボレーションを実現させた決定的な理由です。