「琴線に触れる」の意味は感動?怒る誤用と逆鱗との違い・例文を解説

「琴線に触れる」の意味は感動?怒る誤用と逆鱗との違い・例文を解説について知っておくべき 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

「琴線に触れる」とは、素晴らしいものや人の温かさに接し、心の奥底にある繊細な感情が刺激されて深く感銘を受けることを意味します。

そもそも「琴線」とは、日本の伝統楽器である琴(こと)に張られた糸(弦)を指す言葉です。琴の弦はわずかな指の触れ方や空気の振動によって美しい音色を響かせます。この仕組みを人間の精神構造になぞらえ、「人の心の中にある、感動や共鳴を生み出す繊細な感情の琴」を琴線と呼ぶようになりました。

古来、中国の故事に登場する琴の名手・伯牙(はくが)と、その音色を完璧に理解した親友・鍾子期(しょうしき)の逸話(知音の由来)のように、琴の響きは「魂の共鳴」の象徴とされてきました。つまり「琴線に触れる」とは、外からの働きかけによって心の弦が心地よく掻き鳴らされ、思わず涙が出たり胸が熱くなったりする精神状態を指す、極めて詩的で風雅な表現です。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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