美輪明宏の性別をめぐる真実とは―性別の枠を超えた孤高の半生
美輪明宏の性別をめぐる真実とは―性別の枠を超えた孤高の半生を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。
その常軌を逸した美意識に真っ先に魅せられたのが、当時の文壇を代表する巨星たちだ。作家の三島由紀夫は、彼の美しさを「天上界の異物」と絶賛し、江戸川乱歩原作の劇作『黒蜥蜴』の主演に推薦した。劇中での美しさと退廃的な色香は、三島自身をも心服させたという。
また、劇団「天井桟敷」を主宰する歌人・演出家の寺山修司もまた、彼の持つ独特のレトロフューチャーな存在感に心酔した。寺山が書き下ろした舞台『毛皮のマリー』などで魅せた演技は、男と女の境界線を完璧に消失させるものだった。知性の頂点に立つ文化人たちは、彼を単なる女装者ではなく、あらゆる性別を超越した芸術そのものとして崇めていたのである。