炊飯器ローストビーフ決定版!プロが教える保温時間と極上レシピ
炊飯器ローストビーフ決定版!プロが教える保温時間と極上レシピにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
家庭調理において最も注意を払うべきは、美味しさの追求と表裏一体である食中毒対策と確実な温度管理です。厚生労働省が定める食肉の加熱衛生基準では、「中心部の温度を63℃で30分間加熱するか、これと同等以上の殺菌効果を有する方法(例えば60℃であれば数十分以上の保持)」が求められています。
牛ブロック肉の内部は通常無菌ですが、表面には腸管出血性大腸菌などが付着しているリスクがあります。そのため、まず表面全面をフライパンでしっかり焼き付けることが大前提となります。その上で、肉の厚みや重量に合わせて、炊飯器内での浸水時間と保温時間を厳密にコントロールしなければなりません。
沸騰したての100℃の熱湯を直接注ぐと、内釜の中で袋に触れている部分が急加熱され、肉の外側が茹で豚のように白く硬化してしまいます。一方で、冷たすぎるお湯では中心温度が安全圏に達しません。内釜に注ぐ湯量は、肉が完全に水没する深さを確保し、肉の浮き上がりを防ぐために耐熱の小皿を落とし蓋として乗せる工夫が推奨されます。