トラック野郎の歌と『一番星ブルース』秘話!歴代挿入歌を徹底解剖

トラック野郎の歌と『一番星ブルース』秘話!歴代挿入歌を徹底解剖にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

シングル盤「一番星ブルース」のB面に収録された「男の旅ひとり」(作詞・作曲:木下忠司)もまた、ファンの間で絶大な支持を誇る名曲です。アップテンポなブルースロック調の主題歌とは対照的に、アコースティックギターとストリングスを基調とした静かなフォークバラードに仕上がっています。

菅原文太が静かに語りかけるように歌うこの曲は、夜の国道をひた走る桃次郎の孤独な胸の内を浮き彫りにします。報われない惚れっぽさと失恋の痛手を抱えながらも、再び愛車のアクセルを踏み込む男の横顔が、歌詞の一節一節に重なります。

一方、相棒の愛川欽也も劇中で「ジョナサン音頭」などのコミカルなナンバーを披露し、大家族を養う父親の哀愁とバイタリティを軽やかに表現しました。ハードな男っぽさを担う菅原文太と、人間臭い喜劇性を担う愛川欽也の楽曲対比こそが、本シリーズの音楽世界を重層的なものにしています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest