歯科の電気診は本当に痛い?神経の生死を調べる検査の真相と保険適用
歯科の電気診は本当に痛い?神経の生死を調べる検査の真相と保険適用についての疑問解決ガイドをご紹介します。
医療費の観点から見ると、歯髄電気診は非常に患者負担の少ない検査項目です。日本の公的医療保険制度において、正式名称「歯髄生死鑑別(電気的根管長測定検査等と併用、または単独算定)」として保険収載されています。
診療報酬点数における歯髄生死鑑別の点数は1回あたり約30〜40点程度に設定されています(1点=10円換算)。患者の窓口自己負担が3割の場合、検査そのものの費用は約90円〜120円程度です(※初診料・再診料や他のレントゲン検査料等は別途加算されます)。高額な自費診療を請求される心配はありません。
一方で、受診に際してはいくつかの医学的な注意点と禁忌事項が存在します。
- 心臓ペースメーカー装着者への配慮:電気的診断機器が発する微小な電流や電磁波が心臓ペースメーカーや植込み型除細動器(ICD)に影響を与える懸念があるため、該当する患者は事前の申告が必須です(現在では電磁シールドされた安全な機器も登場していますが、原則として温度診など代替検査が優先されます)。
- 金属冠(銀歯・メタルボンド等)の制約:歯全体が金属で完全に覆われている場合、電流が金属を通じて歯肉へ逃げてしまい、正確な歯髄反応が測定できません。わずかでも天然の歯質が露出している部位を探すか、他の診査法と併用します。