南海キャンディーズ山ちゃんの現在地|蒼井優との絆と年収の真相に迫る

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現在の円満なコンビ仲からは想像もつきませんが、南海キャンディーズの歴史は凄惨な確執の歴史でもありました。2003年のコンビ結成からわずか1年、2004年の『M-1グランプリ』で準優勝を果たし、一躍スターダムに駆け上がったふたりですが、その直後から山里の精神は激しく歪んでいきます。

しずちゃんの強烈なキャラクターがお茶の間にウケ、ピンでのCM出演や映画『フラガール』への単独抜擢が相次ぐ中、山里は「ネタをすべて書いているのは自分なのに、なぜしずちゃんばかりがチヤホヤされるのか」という強烈な嫉妬に狂いました。山里は自著『天才はあきらめた』の中で、当時の自らの醜悪な振る舞いを赤裸々に告白しています。

「舞台上でしずちゃんがウケないようわざと間を外す」「しずちゃんの台詞を削る」「映画出演のオファーをマネージャー経由で握りつぶそうとする」といった、常軌を逸した嫌がらせを繰り返した結果、ふたりの関係は完全に破綻。楽屋では一切会話を交わさず、目を合わせることすらない冷戦状態が10年近く続きました。

この深い溝を埋めたのは、しずちゃんが本気で打ち込んだ「女子ボクシング」への挑戦でした。ロンドン五輪出場を目指して血反吐を吐くような特訓を重ねる相方の姿を目の当たりにした山里は、「自分はなんて狭い世界で、この人の足を引っ張っていたのか」と激しい悔恨の念に襲われます。山里が心底から頭を下げ、しずちゃんを心から応援し始めた瞬間から、南海キャンディーズの真の再生が始まりました。現在のふたりは、互いの個性を最大限に尊重し合える唯一無二の戦友として、盤石な信頼を築いています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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