【2026年現地ルポ】メガテック企業が10代を奪い合う現場――仙台高専・名取キャンパスが「日本のものづくり再生」の震源地と呼ばれる理由

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20歳での就職を選ばない学生の進路も極めて強烈だ。さらに2年間の高度な研究を行う「専攻科」を修了すれば、大学卒と同じ学士号が授与される。学費は国立大学よりも大幅に抑えられながら、研究室での活動時間は学部生を遥かに凌ぐため、大学院レベルの研究実績を提げてトップ企業へ就職していくケースが日常化している。

さらに、東北大学や東京大学、東京科学大学(旧東工大)などの難関国立大学工学部への3年次編入枠においても、名取の学生は極めて高い評価を維持している。大学側から見れば、共通テストの点数だけが高く実験経験の浅い一般受験生よりも、5年間ガリガリと手を動かしてきた高専生のほうが研究室の即戦力として圧倒的に計算できるからだ。「学歴ロンダリング」ではなく「実力によるジャンプアップ」としての進学ルートが完全に定着している。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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