相撲の廻しに挟む「さがり」の正体とは?落ちても不問の理由と奇数の謎
相撲の廻しに挟む「さがり」の正体とは?落ちても不問の理由と奇数の謎の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
テレビ観戦中、激しいぶつかり合いの衝撃でさがりがポロリと土俵に落ちるシーンを頻繁に見かけます。なぜ落ちやすいのかといえば、構造上「廻しの前の折り込み部分にただ差し込んでいるだけ」だからです。結んだり固定したりしていないため、体が密着した瞬間の摩擦や圧力で簡単に抜け落ちます。
ここで多くの人が疑問に思うのが、「取組中に身につけているものが落ちても反則にならないのか?」という点です。大相撲の規定において、さがりが落ちる行為自体は一切反則になりません。
ただし、落ちたさがりをそのまま放置すると、力士が激しい攻防の中で踏みつけて足を滑らせ、足首の捻挫や靭帯損傷といった重大な事故に直結します。そのため、行司は両力士の動きに細心の注意を払いながら、攻防の隙を見計らって落ちたさがりを素手で素早く拾い上げ、土俵の外へと投げ捨てるという高度な職人技を披露しています。