消えた料亭の灯りはいま。飛田新地の現在とコロナ禍を越えた真実
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この街を語る上で欠かせないのが、地域の意思決定を担う「飛田新地料理組合」の存在だ。大正時代に誕生した「飛田遊郭」の歴史をルーツに持ちながら、昭和33年の売春防止法施行以降は、公的には「飲食業」として料亭の形態を守り続けてきた。
2026年の感染拡大期、同組合が下した「全店一斉休業」の決断は全国的なニュースとなった。自主休業という重い選択は、地域の安全確保と社会的信用を最優先した結果だった。歴史的な転換点となったその決断が、現在の営業再開と信頼回復の基盤を作ったと言える。
伝統的な木造建築の街並みを維持しながら、法的な枠組みのなかで「料亭街」としての歴史をつむぐ姿勢は、他の歓楽街とは一線を画す独特の規律を生み出している。