菌血症の初期症状と敗血症の危険性|原因・治療法と致死率を徹底解説
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菌血症が疑われた場合、医療機関では直ちに確定診断に向けた検査手順が開始されます。その根幹を成すのが血液培養検査です。
血液培養は、異なる部位の血管から通常2セット(計4本)の血液を採取し、専用の培養装置で細菌の増殖を確認します。1セットのみでは、採血時に皮膚の常在菌が混入した(コンタミネーション)のか、本当に血液中に菌がいるのかを正確に判別できないためです。
治療の流れは、厳密なプロトコルに沿って進められます。
- エンピリック治療(経験的治療)の開始:培養結果が出るまでには24〜72時間程度を要するため、疑われた時点で広域スペクトルの抗菌薬を点滴で直ちに投与開始します。
- ディエスカレーション(標的治療への最適化):血液培養によって原因菌と薬剤感受性(どの薬が効くか)が判明した段階で、最も効果的で副作用や耐性菌リスクの少ない特定の抗菌薬に絞り込みます。
- 感染源のコントロール(ソースコントロール):膿瘍(膿の溜まり)のドレナージ排膿や、感染源となったカテーテルの抜去、人工物の除去などを徹底します。
菌血症の入院期間は、原因菌が黄色ブドウ球菌なのか大腸菌なのか、また合併症があるかによって左右されますが、最低でも抗菌薬点滴を2週間(14日間)継続することが世界的な標準指針となっています。経口抗菌薬への早期切り替えが可能な軽症例を除き、途中で点滴を中断すると再発率が跳ね上がるため、十分な入院加療が不可欠です。