体外受精とは?人工授精との違いや費用・成功率・保険適用を徹底解説
体外受精とは?人工授精との違いや費用・成功率・保険適用を徹底解説に関する気になる情報を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
体外受精の1サイクルは、大まかに分けて「採卵周期」と「胚移植周期」の2段階で進行します。治療開始から妊娠判定までの典型的なスケジュールを追っていきましょう。
ステップ1:卵巣刺激と卵胞モニタリング(月経開始2〜3日目〜)
自然排卵では毎月1個しか卵子が育ちませんが、体外受精では効率を高めるために排卵誘発剤(内服薬や自己注射)を用いて複数の卵胞を同時に発育させます(卵巣刺激法)。卵胞の成長具合を超音波検査や血液検査で確認するため、約1〜2週間の間に3〜5回程度の通院が必要です。
ステップ2:採卵・採精と受精(月経開始12〜16日目頃)
卵胞が十分に成熟したタイミングを見計らい、トリガーとなる注射(hCG注射やりんく点鼻薬)を投与して排卵を促し、約36時間後に採卵手術を実施します。膣から超音波プローブと極細の採卵針を挿入し、卵胞液ごと卵子を吸引・採取します。同日にパートナーが精子を採取(または凍結精子を使用)し、培養室で媒精(一般体外受精または顕微授精)を行います。
ステップ3:受精卵の培養と凍結保存(受精後2〜6日目)
受精が確認された卵子は、専用のインキュベーター(培養器)内で大切に育てられます。2〜3日目の「初期胚(4〜8細胞)」、あるいは5〜6日目まで育てた「胚盤胞(はいばんほう)」まで培養し、状態の良い胚を液体窒素で凍結保存(融解胚移植)するのが現在の主流プロトコルです。
ステップ4:胚移植(採卵の翌周期以降が一般的)
子宮内膜が着床に適した厚さ(8mm以上が目安)に育った段階で、細いカテーテルを用いて受精卵を子宮腔内に戻します。処置自体は数分程度で終了し、麻酔や入院は通常不要です。
ステップ5:着床・妊娠判定(胚移植後9〜14日目頃)
胚移植後は、黄体ホルモン剤等で着床環境を維持しながら過ごします。移植から約10日前後に病院で血液検査(hCG濃度の測定)を受け、妊娠判定を行います。