桜井誠と在特会の現在地|結成から辞任、日本第一党の動向を追う

桜井誠と在特会の現在地|結成から辞任、日本第一党の動向を追うの全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

在特会の台頭は、当然ながら激しい社会的反発と法的な追及を招くことになります。象徴的だったのが、2009年から2010年にかけて発生した京都朝鮮第一初級学校に対する街頭抗議活動です。

この事件を巡る民事裁判の判決において、最高裁判所は2014年12月、在特会側の行為を「人種差別撤廃条約にいう人種差別に該当する」と認定。約1200万円の損害賠償支払いを命じる判決が確定しました。さらに、徳島県教組襲撃事件などでも相次いで有罪判決や賠償命令が下され、組織的な違法行為への包囲網が狭まっていきます。

こうした状況の中、桜井氏は2014年11月に在特会会長の辞任を電撃発表し、同年12月に正式退任しました。辞任の表向きの理由としては「後進への世代交代」や「運動の新たなステージへの移行」が挙げられましたが、実質的には以下の要因が重なった結果とみられています。

・度重なる法廷闘争による資金面・組織面での疲弊
・当時の大阪市長・橋下徹氏との激しい公開討論による社会的批判の再燃
・2016年の「ヘイトスピーチ解消法」制定に向けた世論の高まりによる街頭行動の限界

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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