魂叫ぶ名曲フロム・ナウ・オン!伝説リハーサル秘話と舞台化の全貌
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楽曲を手掛けたベンジ・パセクとジャスティン・ポールのコンビ(パセク&ポール)は、感情のグラデーションを音に変換する天才だ。バーナムの独白から始まる哀愁漂うフォーキーな導入部は、徐々にドラムの鼓動と足踏み(ストンプ)を巻き込み、巨大なアンセムへと変貌していく。
この劇的なクレッシェンドを映像美として昇華させたのが、長編初監督を務めたマイケル・グレイシーの手腕である。薄暗いパブのカウンターから始まり、仲間たちが机を叩き、ステップを踏み鳴らして輪を広げていくカメラワーク。CGに頼りすぎず、身体性とリズムの高揚感だけでスクリーンを支配する演出は圧巻の一言に尽きる。
『グレイテスト・ショーマン』という作品全体を貫く「生きる喜び」と「自己肯定」のメッセージが、この数分間のシークエンスに凝縮されているのだ。