穴をあける漢字は開ける空ける?文化庁ルールと使い分けの真相
穴をあける漢字は開ける空ける?文化庁ルールと使い分けの真相の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
Q1:ピアスの穴をあけるときは「穴を開ける」と「穴を空ける」のどちらが正しいですか?
A1:正解は「ピアス穴を開ける」です。耳たぶや皮膚という組織に針(ピアッサー)を通し、貫通した穴を作る行為であるため、「閉じていたものをひらく・通す」という意味を持つ「開ける」を用います。「空ける」とするのは明確な誤用です。
Q2:「風穴をあける」をビジネス文書やニュース原稿で使う際の正しい表記は?
A2:「風穴を開ける」が正解です。「閉塞した業界に風穴を開けて新しい風を吹き込む」という慣用句であり、塞がっている障壁に穴を通して風の通り道を作るという意味から、公用文や新聞表記ルールでも「開ける」と定められています。
Q3:なぜ「穴を空ける」と書いてしまう人がこれほど多いのですか?
A3:自動詞の「穴があく」において、ぽっかりとした空洞・何もない空間ができるイメージから「穴が空く」と認識されやすいことが主因です。その「空間(からっぽ)ができる」という印象が無意識に他動詞の作業(あける)にまで持ち越され、さらにPCやスマートフォンの誤った変換候補の選択が拍車をかけているためです。