浅草寺・雷門の知られざる真相!大提灯の底に眠る龍と松下幸之助の絆
浅草寺・雷門の知られざる真相!大提灯の底に眠る龍と松下幸之助の絆の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
雷門を訪れた際、絶対に素通りしてはならない最大の隠れスポットが大提灯の底面です。多くの参拝者が正面の「雷門」の文字や裏面の「風雷神門」の文字を撮影して満足してしまいますが、提灯の真下に潜り込んで頭上を見上げると、見事な木彫りの龍(八大龍王)が彫り込まれています。
なぜ風神・雷神の門に「龍」が刻まれているのか――。その理由は、浅草寺の山号である「金龍山」に由来するとともに、木造建築にとって最大の脅威である火災から寺院を守る「水神」としての祈願が込められているためです。東京・荒川区の堂彫り職人・渡辺崇雲氏の手によって命を吹き込まれたこの龍は、鋭い爪と躍動感あふれる鱗を持ち、見上げる者を圧倒します。
門の正面左右に構える風神・雷神像は、風水害を防ぎ、寺院を護持し、豊作をもたらす神として祀られています。頭部に角を生やし太鼓を背負った雷神と、風袋を担いで疾走する風神の躍動感ある筋肉表現は、慶応元年の火災時に頭部のみ救出され、明治期に胴体が補作された歴史的遺産です。
さらに門をくぐり抜けて振り返ると、背面(境内側)の左右にも2体の像が佇んでいます。東側に配された男性姿の「天龍像」、西側の女性姿の「金龍像」は、昭和53年(1978年)に松下幸之助氏の寿像とともに奉納された龍神の化身です。表の荒々しい風神雷神とは対照的な、気品ある優美な造形美は一見の価値があります。