「親がおかしい」その違和感の正体と家族を救う公的支援ルート
今注目を集めている 「親がおかしい」その違和感の正体と家族を救う公的支援ルートについて、詳しいまとめをご紹介しています。
親の認知機能が十全でない家庭において、子どもは幼少期から「親の親」としての役割を強いられる。親に代わって行政手続きの書類を書き、銀行振込を代行し、弟妹の世話や食事の準備を担う。こうした役割の逆転現象は「ペアレンティフィケーション(親役割化)」と呼ばれ、子どもの心身を深く蝕む。
厚生労働省を中心に法整備が進められてきたヤングケアラー支援の枠組みでも、親が身体障害や重い病気であるケースに比べ、知的・発達障害の疑いがあるケースは発見が遅れやすい。外見からは家庭崩壊が見えにくく、本人も「親が障害者であること」を認めたくない心理が働くからだ。学業の断念や就職の失敗、自身のメンタルヘルスの崩壊など、子ども側の人生が不可逆的な打撃を受ける前に、支援の手を差し伸べる仕組みが急務となっている。