Tsutaya閉店ラッシュが変えた日本の夜――「レンタル文化」の完全消滅とカルチャーの空白地帯
Tsutaya閉店ラッシュが変えた日本の夜――「レンタル文化」の完全消滅とカルチャーの空白地帯の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
ピーク時には全国で1400店舗以上を誇り、名実ともにカルチャーインフラの頂点に君臨していたTSUTAYA。だが、ここ数年の閉店スピードはもはや「事業見直し」という生ぬるい言葉では形容できない。地方都市の幹線道路沿いや駅前の好立地にあった大型店舗が次々とシャッターを下ろし、その跡地はドラッグストアや24時間営業の格安ジム、あるいは更地へと姿を変えている。
撤退戦は地方から始まり、やがて東京近郊のベッドタウンをも飲み込んだ。かつては数キロ走れば必ず見つかった店舗が、今や隣の市や遠方のターミナル駅まで足を伸ばさなければ1軒も存在しないという地域が珍しくない。「車を走らせてTSUTAYAへ行き、新作と旧作を組み合わせてカゴに入れる」という日本の休日の定番ルーティンは、2026年の現在、完全に過去のものとなった。