岩倉使節団は何をした?教科書にない「真の目的」と衝撃の真相を徹底解説
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使節団が掲げていた表向きの看板は、幕末に江戸幕府が欧米列強と結ばされた不平等条約改正の予備交渉だった。特命全権大使の岩倉具視をはじめ、副使の大久保利通、伊藤博文らは、強い意気込みとともに最初の訪問国アメリカへ乗り込んだ。しかし、現実は冷徹だった。当時のアメリカ国務長官フィッシュから「近代的な法制度も整っていない国と対等な条約を結べるわけがない」と一蹴され、交渉の席にすら着かせてもらえなかったのだ。
外交交渉は完全な失敗に終わった。だが、この手痛い挫折こそが使節団の舵を大きく切る転換点となる。条約改正が不可能であると悟った首脳陣は、目的を「政治・経済・社会制度の徹底的な実態調査」へと切り替えた。大久保らは、国力を底上げし、列強と対等に渡り合えるだけの内政改革を成し遂げない限り、外交交渉など絵空事にすぎないという現実を骨身に染みて理解したのである。