【カトリック教会入門】プロテスタントとの違いやミサ参加法まで徹底解説
【カトリック教会入門】プロテスタントとの違いやミサ参加法まで徹底解説の要点を詳しく解説してご紹介します。
キリスト教を大きく二分するカトリックとプロテスタント。両者の最大の違いは、教会の組織形態と信仰の拠って立つ基盤にある。カトリックは、初代使徒ペトロの後継者とされるバチカンのローマ教皇を頂点に据え、全世界の教区が一本のピラミッド型組織で統合されているのが大きな特徴だ。
対するプロテスタントは、16世紀の宗教改革でマルティン・ルターらが提唱した「聖書のみ」「万人祭司」の思想から生まれた。単一の最高指導者は置かず、聖公会、ルーテル派、バプテスト派、福音派など多数の教派に分かれている。
信仰内容において特に際立つのが聖母マリアに対する崇敬の姿勢だ。カトリック教会では、イエス・キリストの母マリアを「神の母」として讃え、信徒の祈りを神に取り次いでくれる特別な存在として熱心に崇敬する。聖堂内にマリア像が安置され、ロザリオの祈りを捧げるのもカトリックならではの光景だ。一方のプロテスタントでは、偶像崇拝を避ける観点からマリア像を置かず、彼女を偉大な信仰の先達と位置づけつつも崇敬の対象とはしない。
また、典礼で用いる聖書にも違いが見られる。日本のカトリック教会では長らく『聖書 新共同訳』や最新の『聖書協会共同訳』が広く使われており、プロテスタントの標準的な聖書よりも「旧約聖書続編(第二正典)」の分量が多く含まれている点も専門的な相違点として知られている。