木村庄之助と式守伊之助の違いとは?大相撲・立行司の序列と覚悟を徹底解明
木村庄之助と式守伊之助の違いとは?大相撲・立行司の序列と覚悟を徹底解明とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
大相撲の世界で行司になるためには、義務教育を修了した満15歳から19歳までの男子が各相撲部屋に入門しなければなりません。入門後のキャリアは完全なる年功・実績主義のピラミッド構造となっています。
日本相撲協会が定める行司の階級一覧は以下の8段階に厳格に区分されています。
- 立行司(木村庄之助・式守伊之助):最高峰。紫房/紫白房、草履、短刀帯刀。
- 三役格行司:三役(大関・関脇・小結)の取組を担当。朱房、草履、足袋(帯刀なし)。
- 幕内格行司:幕内力士の取組を担当。紅白房、足袋(素足に草履なし)。
- 十両格行司:十両力士の取組を担当。青白房(実質は緑白)、足袋。ここからが有給の関取扱い。
- 幕下格行司:青房(実質は緑房)、素足、装束は木綿。
- 三段目格行司:青房、素足。
- 序二段格行司:青房、素足。
- 序ノ口格行司:青房、素足。見習い期間。
行司の世界には満65歳の定年退職規定が存在します。階級が上がる席の数は固定されているため、上位の行司が定年を迎えるか引退しない限り、下位の行司が昇格することは原則としてできません。序ノ口からスタートした行司が三役格に到達するまでには通常30〜40年の歳月を要します。
特に式守伊之助から木村庄之助への昇格条件は極めて過酷です。単に順番待ちで繰り上がるわけではなく、軍配の正確さ、土俵上の美しく俊敏な動き、土俵態度、審判部や理事会からの信頼、さらに「相撲字(番付の筆耕能力)」の熟練度など、人格と技量の双方が最高水準にあると認められなければ昇格推薦は下りません。