清暑益気湯の効果と副作用|補中益気湯との違いや効かない理由を徹底解説
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夏場の疲労回復薬として清暑益気湯と最も混同されやすいのが、漢方界の代表的な補気剤である「補中益気湯」です。どちらも人参や黄耆(オウギ)、白朮(ビャクジュツ)、甘草(カンゾウ)といった「気を補い胃腸を強化する生薬」をベースにしていますが、決定的な違いは「熱を冷ます作用」と「潤いを保つ作用」の有無にあります。
清暑益気湯には、熱を冷ます黄連(オウレン)や黄柏(オウバク)、そして失われた水分を補い汗を抑える麦門冬(バクモンドウ)と五味子(ゴミシ)が配合されています。一方、補中益気湯はどちらかといえば身体を温めて胃腸の働きを鼓舞する処方設計です。
したがって、「夏になると手足が冷えて冷房に耐えられない」というタイプには補中益気湯が適しており、「身体の中に熱がこもって汗が吹き出し、喉が渇いて力が入らない」というタイプには清暑益気湯が劇的な効果を示します。